最後に
本プログラム、特にメインである収差図計算のプログラムはC言語で書いてあります。ソースコードは申し訳有りませんが、非公開とさせて頂きます。近軸光線近似は使わず、すべてスネルの法則に基づいて光線追跡を行なって計算しております。つまり、第1面に入射した平行光をスネルの法則で屈折させ、その屈折角から第2面に入射する点を求め、さらにスネルの法則で次の第3面に入射する点を求める、と言う方法を第4面まで行います。最終的に、第4面からの出射角から、レンズ中心線にぶつかるまでの距離を計算で求めています。使っている関数は、sin, cos, tan, arctan等、高校で習う程度の三角関数のみですので、プログラミング言語の知識さえあれば、どなたでもプログラムが書けるでしょう。
全ての既知の収差図との比較は行なっていませんが、ほぼ吉田先生の本に載っている2枚玉のフランホーフェル型のレンズに関しての計算はできると思われます。私が見つけていないバグ、ミスなど有るかもしれませんが、もし気が付いた点がございましたら御連絡下さい。今後の修正の参考にしたいと考えております。