古物（not 骨董）
ささやかな宝物です
私が持っている、古いモノを紹介します。骨董的価値はまったくありませんが、個人的に思い入れがある物です。
カシオミニってご存知でしょうか？そう、カシオが最初に売り出した電卓です。その次に発売されたのが、このカシオルート。平方根が計算できる！というだけ機能の追加ですが、関数電卓の最初の機種ではないかと思います。今でもちゃんと動きます。平方根を計算させると、しばらく考えこんでから答えが表示されるのが、妙にレトロ・・・・・単三電池４本、消費電力0.8Wとの表示が有ります。表示は、LEDでもなく緑色に光る表示（何と言うか、失念）で、これも電力を食う一因ですね。
今ではフィルムも多分生産されていないと思われるポケットフィルムを使った最初のカメラ。もちろん、コダック製です。電子シャッターと露出計はKサイズバッテリーで動きます。当然バッテリーも無いので、メカニカル1/90秒シャッターになってしまいます。多分、フィルムが有れば写真は取れるはずです。コダックが最初にポケットフィルムを発売したときに、同時に売り出したカメラで、アサヒカメラにテスト記事があり、即購入しました。粒状性に優れたコダラカーIIというフィルムが開発されたのですが、当時としては超高解像度のネガカラーで、その特性を活かしてポケットフィルムが作られました。このカメラ用の東芝製ストロボもあります。そちらも、ちゃんと発光します。
ただの腕時計なんですが、大学合格祝いに買ってもらったもの。今から３０年前（１９７５年の購入）の製品です。もちろん、今でも使っています。当時は、音叉時計がゼンマイ式の時計に変わって普及していた時代でした。水晶発振の腕時計は発売になったばかりの時代だったと思います。当時で６万円以上していた腕時計。デザインが多少古い感じはしますし、厚さもある、風防がガラスでなくプラスチックである事など、今のソーラー電波腕時計に比べたら過去の遺物みたいな存在ですが、思い出と一緒にまだ時を刻み続けています。